むすひデビュウ
いやぁ、久しぶりにやられました。まるで少女のころに戻ったようなおののき...、常識をものともせず別の時空を歩む酒....。
前置きが長くなりましたが、今回のレポートは寺田本家さんの発芽玄米酒『むすひ』(むすびと読んでくださいね)です。
酒匠の講習で寺田本家さんの誤認娘、もとい(macって、ホントに日本語がへた)、五人娘は何度か飲んだことはありますが、泣く子も黙る『むすひ』は今回初体験
。
注文すると、まず酒屋さんからモニター上に、『吹き出しの危険がありますので贈答には適しません..』云々の注意事項が表示されます。送られて来たパッケージの中にもさまざまな注意事項が記されていて、ほとんど放射性物質のガン治療薬なみ。酒もインフォームドコンセントが大事な時代です。
まぁ、発泡酒の抜栓キャリアの長い私のことですから、なんなく開栓に成功。シュワシュワとわき上がる炭酸ガスを眺めるとドブロクを初めて仕込んだ当時の思い出が蘇りやはり、胸がときめきます。
が、鼻を近づけてみるとなにやら、タバスコのような香り...?ひとくち口に含むとザワークラウトの上澄み液のような強烈な酸味、含み香にはよく手入れのされたぬか床の香り...と、じつに強烈ですが、どういうわけか後口はさっぱり、爽快です。低アルコールのせいでしょうか?
この酒は瓶ごとにかなり味の違う酒と噂は聴いていましたが、私の買った酒は瓶詰め後4か月くらい経った製品で、噂に聞いていた茸類や落ち葉、干した稲藁といった個性豊かな麹香、というよりは乳酸の特徴が際立った一瓶でした。
殿方は酸っぱいものが苦手な方が多いものですが、夫は『すっぱ〜いぃっっっっっっっ、でも,もう一杯!』と、まるで青汁の宣伝のようなセリフを吐きながら杯を重ねていました。これだけ生きた乳酸菌を取り入れたのだから、彼の明日の朝のお通じが見ものです(見たくないけど...)
今回の体験で、今まで挑戦しようしようと思っていた発芽玄米での麹づくりに。がぜんやる気が出て来ました。自分でやったらモット飲み頃の見極めも楽ですから、ここまで酸っぱくなる前のバランスのいい状態で飲めるかもしれません。今年こそ、本気で発芽玄米酒に挑戦します。
純粋に学術的興味ですから、税務署の方も大目に見てくださるでしょう、万一もし怒られたら、『酒をじゃなくてお酢を作ってる途中です!』と言い訳しよう..うん、うん。
