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糖質ゼロの酒

あかね屋では毎月、月変わりでのお勧め酒をピックアップするのですが、いわゆる【完全発酵】と呼ばれる糖質の少ない酒はよく売れるなぁというのが一ホール係でも感触としてつかめます。

ですから昨年、月桂冠から糖質ゼロの酒が発売されて以来、気にはなっていたんですがずーっと味見をしていませんでしたので、今日は白鶴の糖質ゼロとのみくらべをしてみました。常温でしたが、どちらも非常にあじわいの要素は少なく、軽快な仕上がりです。白鶴の方がやや酸味と甲類焼酎の水割り的なアルコールの突出が感じられます。お好みでしょうが、月桂冠の方が軽いながらも旨味、酸味が緊密なバランスを保っていると思います。このクラスの酒にありがちなマシマロのような寝ぼけた香りや紹興酒的な焼けた気配はまったくなく、清潔感があります。

ちなみに月桂冠の数字はアルコール度13〜14,糖質0.5未満/100g,日本酒度+22,酸度1.0,アミノ酸値0.8。白鶴はアルコール度13〜14,糖質0.5未満/100g,日本酒度+23,酸度1.1,です。

発酵の後半になると醪のアルコール濃度が上がり酵母の発酵力が落ちるので、酵母が弱る先手先手で水を打ってやり酵母が糖分を充分に分解するのを助けてやる製法を山形の上喜元さんでお聞きしたことがありますが、月桂冠では糖化力の強い麹の開発し、麹と酵母の両面でいわば究極の完全発酵を達成したようです。

日本酒を飲んでる〜という満足感を楽しめる質の酒ではありませんが、以前、同じ月桂冠から出ている【すべて米の酒】http://ukoki.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_cd73.htmlを味見した時同様、味の設計というかコンセプトは明解で説得力があり、さすがだなぁと思いました。

ただし、料理酒としては、肉類の生臭味をマスキングしたりするには役不足ですのでおとなしく食中酒として使った方が良さそうです。

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