お米ファンド
ファンドといっても、先頃好評のうちに完売した神亀ファンドのことではありません。
飯用米の現代版『村米制度』=予約制共同売買のことです。
妹に勧められて、3年ほど前から首都圏コープに加入しています。私の子供の頃のコープのイメージは、共同購入によって低価格と安全性を守る団体、というイメージでしたが、ここ数年米、野菜、肉、卵、などの年間定期購入予約商品に力を入れていて、国内一次産業の担い手を支える、守る、というスタンスが明確になってきています。
つまり、消費者の口数をとりまとめ、生産者が、確実な収入を見込んだ上で安心して生産量を調整できるように、という狙いらしいんですが、まだまだ、全生産者がメインの収入源として考えられるほどの量は首都圏コープをもってしても、まとまってはいないんじゃないかとおもいます。
今日の新聞記事によると、全国の耕作放棄地は38万ヘクタール。埼玉や滋賀県の大きさに匹敵します。マヨネーズやスナック食品が値上がりしているというのに、今年最も高いコシヒカリが入札価格で60キロ15000円を切ってしまいました。コシヒカリ1キロ250円。カルビーの堅揚げポテト(すきなんです、これ)1キロ1750円です。
よほどの馬鹿か、人道主義者かナショナリストでもなきゃ、日本で米を作ろうなんてかんがえないですよ、あほらしい。
でも、生産者は困らない。本当は困らない。いざとなれば土地もあるしノウハウがあるから。
困るのは私たちです。20年も30年も先のことを考えて、住宅ローンを長期金利に借り換える勇気と余裕があるくらいなら、せめて自家用米くらいは共同予約栽培にして、農家とのパイプを強めておくことを強くお勧めします。
ファンド、という言葉は日本では基金、債券といった意味の経済用語として使われていますが、元々は根底、基盤、下地、を意味するラテン語からきているそうです。意味深です。
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